
九月は自分に向き合う季節 ― 秋に始めたい手帳とカスタマイズの楽しみ
共有
1. 九月、秋の入り口で感じること
九月になると、ふと空気が変わるのを感じます。まだ夏の名残をまといながらも、朝晩の風が涼やかになり、日が落ちる時間も少しずつ早まっていく。季節の切り替わりは、私たちの日常に小さなリズムの変化を運び、「立ち止まってもいい」と静かに告げてくれるようです。 一年の中でも九月は、気持ちを切り替えるのにふさわしい時期。夏のエネルギーが少し落ち着き、心は内側に向かい始めます。外へ広がっていた気持ちを整え、自分の生活や時間の使い方を見直す――そんな過ごし方が似合うのがこの季節です。
2.9月は手帳の季節 ― 来年度の準備を始めるタイミング
九月といえば、書店やオンラインストアに来年度の手帳が並び始める季節でもあります。まだ新しい年の予定は真っ白なのに、手帳を手に取るだけで未来を思い描く気持ちが湧き上がる。新しいページには、自分の暮らしや夢を自由に描ける余白が広がっています。 手帳は単なる予定管理の道具ではなく、「自分の時間をどう使いたいか」を映し出す鏡のような存在です。どのレイアウトを選ぶか、どのくらい書き込むか――その選択の一つひとつが、自分の生活スタイルを表してくれます。
3.手帳を自由にカスタマイズする楽しみ
近年人気が高まっているのが「フリー手帳」や「カスタマイズできる手帳」です。決められたフォーマットに従うのではなく、自分の生活や好みに合わせてページを作り替える。その自由度が、多くの人に新しい楽しみを与えています。 たとえば、シンプルなフリー手帳に「扉表紙シール」を貼って、自分だけの表紙ページをつくること。季節に合わせて色や柄を変えたり、その月の気分を映し出したりすれば、ページを開くたびに気持ちが新しくなります。毎月の扉を少しずつ飾っていくことは、暮らしの記録にもなり、手帳への愛着を深めるきっかけにもなるでしょう。 パインブックのオンラインストアでも、簡単に表紙を彩れるシールや自由に使えるフリー手帳を取りそろえています。ほんのひと工夫加えるだけで、手帳の時間がもっと特別で心地よいものに変わります。
4.書くことは、自分と向き合うこと
九月という季節は、自然と「これまで」と「これから」を振り返りたくなる時期です。手帳に書き込んだ日々の予定や短いメモは、その時の自分の足跡そのもの。ページをめくると、過去の自分と対話しているような感覚を覚えます。 そして、まだ白紙のページには未来が待っています。そこに「やりたいこと」や「大切にしたい時間」を書き込むことは、自分自身の心と丁寧に向き合うことでもあります。手帳を開くたびに、自分が望む暮らしを確認できる――それが「書くこと」の一番の魅力かもしれません。

5.九月におすすめの過ごし方
季節の切り替わりを感じる九月は、次のような過ごし方を取り入れてみるのがおすすめです。
- 春夏の振り返りをする:やり残したこと、思い出に残ったことを手帳に書き出して整理する。
- 秋冬にやりたいことリストをつくる:読書、旅行、習い事…小さな楽しみを記録しておくと実行しやすくなる。
- 来年度の準備を始める:9月から出始める新しい手帳を選び、白紙のページに夢や目標を書き始める。
こうした小さな行動が、自分の時間を「流されるもの」から「大切に紡ぐもの」へと変えてくれます。
6.まとめ
九月は、自分に向き合うのにぴったりな季節です。未来を考えながら過去を振り返る時間は、秋の穏やかな空気とよく似合います。 新しい手帳を選び、自分仕様にカスタマイズしていくことは、自分の生活をより心地よくデザインすることにもつながります。扉表紙をシールで彩ったり、自由に使えるフリー手帳を育てていったり――そんなさりげない工夫が、日常の中に小さな楽しみと充実を運んでくれるでしょう。 秋の入口である九月。白紙のページを前に、自分だけのリズムで新しい季節を始めてみませんか。