
手帳で残す、2025年の“夏ログ 〜来年に役立つ、わたしの過ごし方メモ〜
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お盆休みが明けると、なんとなく「夏の終わり」が近づいてきた気がします。 でも、まだ暑さは続くし、心のどこかに“夏の余韻”が残っている――そんな今の時期は、少しだけ立ち止まってこの夏のことをふりかえるのに、ぴったりなタイミングです。 大げさなことはしなくて大丈夫。 手帳のすみっこに、ささやかな「夏の記録=夏ログ」を残してみませんか? それは、今年の夏の思い出を残すだけでなく、来年の夏をもっと心地よく過ごすためのヒントになるかもしれません。
1. 「夏ログ」って、どんなもの?
「夏ログ」と聞くと、何か特別なものを記録するのかと思うかもしれませんが、難しいルールやきれいに仕上げる必要はまったくありません。
- どこに行ったか
- 何を食べたか
- 誰と過ごしたか
- どんな気分だったか
- 暑さにどう対策したか
- やってよかったこと/やらなくてよかったこと
こんなふうに、“ふだんの自分の夏の過ごし方”を、簡単に書き残すだけ。 たとえば、手帳の月間カレンダーにシールを1枚貼る。 「アイスクリームのシールを貼った日=アイスを食べた日」 というふうに、シール1枚が記録になるのです。 それだけで、あとから見返したときに「あ、あの日暑かったな」「またあのカフェ行きたいな」と思い出せます。
2.作りこまなくてもOK。気軽に始める「夏ログ」のやり方
「手帳を作りこむのは苦手…」 「毎日は書けないし、白紙のページがプレッシャーになる」 そんな方にも取り入れてもらえるように、ここでは気軽な方法をいくつかご紹介します。
① スケジュールシールを1日1枚、気分で貼るだけ
例えばこんなテーマで:
- 太陽マーク → 暑すぎた日
- ニコちゃん → 美味しいものを食べた日
- 花火 → ちょっと特別な夏のイベントがあった日
- ベッド → 一日ゆっくりした日
「来年もこれしたいメモ」を手帳のすみっこに残す
夏の思い出の中でも、「これは来年もやりたい!」と思えることがあったら、 それをメモしておくのがおすすめです。
たとえば…
- 来年も〇〇の花火大会に行きたい
- あの図書館の冷房が快適だったからまた行こう
- 〇〇のアイス、今年も美味しかったからまた買おう
- この時期の服は汗ジミが気にならなかった!
その年ならではの気づきって、意外と次の年には忘れてしまうもの。 だからこそ、手帳の月末ページやメモ欄にちょこっと書いておくと、1年後の自分への最高のプレゼントになります。
「やらなかったこと」もログに残す
意外とおすすめなのが、「やろうと思ってたけど、やらなかったこと」も記録しておくこと。
- 花火大会に行こうと思ってたけど、暑くて断念
- 冷感グッズを買おうと思ってたけど、買いそびれた
- 夏フェスに誘われたけど、人混みが不安で断った
これもまた、自分の過ごし方のヒントになります。 「来年は計画をもう少し早めよう」 「実は、人が多い場所より、家でのんびりする方が向いてるのかも」 といった発見が、未来の自分を助けてくれます。
3.小さなログが、未来の自分を助けてくれる
「夏ログ」を手帳に残すことは、単なる記録にとどまりません。 それは、自分の“季節のクセ”を知るきっかけになり、 “来年どう過ごすと気持ちよく夏を楽しめるか”を考えるヒントになります。 人によって、快適な過ごし方や、楽しかったことは違います。 だからこそ、自分で残した「小さなログ」が、一番役に立つのです。
4.最後に:完璧じゃなくていい。続けなくてもいい。
「毎日つけなきゃ」 「かわいくまとめなきゃ」 そう思うと、続けるのが苦しくなってしまいます。 でも、ここでご紹介した「夏ログ」は、 ほんの少しでも、気が向いたときにだけやってみればOK。
- 週末にまとめて書く
- 気に入ったシールを1つ貼る
- たったひとこと、書き残すだけでも価値がある
完璧じゃなくてもいいし、途中でやめてもいい。 ただ、「ちょっとだけ記録してみようかな」と思えた日があったら、それだけで充分です。
来年の夏、ふと手帳を開いたとき。 そこに残っていた“わたしの夏ログ”が、 「今年もこの季節を楽しもう」と背中を押してくれるかもしれません。 どうか、あなたらしい夏の記録が、手帳の中にそっと息づいていますように。